隣の研究室の大学院生が、
(ややこしいが)隣の研究室の発表用のPowerPointのファイルが重たすぎて、USBメモリにコピーできないと、困った顔でやってきた
(ちなみに100MB超!)。

しょうがないな〜、俺の出番がと思い、隣の研究室へ行く。
そこには、デジタルカメラの高解像度画像がPowerPoint上で縮小され、
多数の画像が、矢印などとともに配置されていたファイルがあった。

こまった。画像の固定の方法やサイズの変更をPowerPoint上ではまったく変化しない。PowerPointはいくら画像を変更しても、元の情報を保持している。

いちいち1枚1枚画像解像度を変更して、俺が配置し直すのか?
おまけに、WindowsMEだ。生まれてこのかた、見たのは2台目だ。不安定そのものだ。
そのころ、そのファイルをこしらえた学生は、途中から俺に目もくれず、プレゼンの文章を直しだしたぞ(なぜ?)。

(気にするな、気にするな)
そうだ!スライドショーを実行して、スクリーンプリントして、また貼り付ければいいんじゃないというひらめき!スクリーンに投影する解像度ならいける!

できた。劇的にファイルサイズは小さくなり、8MB程度。
ふ、ふ、ふ、PowerPointに勝った。

しかし、その勝利もつかの間。私がその部屋を去る時、そのファイルをこしらえた学生は、文章修正に夢中なのか、感謝の言葉はなかった。
(あぁ、ここで注意できない俺は教師失格か、、、。とうなだれながら、自分の研究室に戻るのであった、、、。)
俺はなんのためにGIVEしているのか、、、。

やはり、感謝の気持ちは、表現できるようになった方がいい。
そして、俺は学生をもっと注意できるようにならないと、、、。