新学期がはじまって、そろそろ専門の科目の講義が始まりだした。今年から、学部の玄関前に立つ事務系職員と教員を見て思ったこと。

 毎年、玄関前は、駐輪禁止の看板を越えて、ベンチや植木ポットの隙間へ駐輪する人(たぶん学生)が絶えない。

なぜ、駐輪禁止か知っていますか?
私が知る限り、緊急時の対応のためです。
火災が起きた!けが人が出た!とき、救急消防車両が進入できるようにしてあるのです(もっと広くても良いはずです)。

つまり、君達と我々の安全を守るためなのですよ。
(おおげさかもしれませんが)
もし、あなたの自転車が邪魔をして、
火災が大きくなったら、
助かるはずの命が助からなかったら、つらくないですか?

『まぁいいか!」と思って、駐輪禁止ゾーンに駐輪することの代償は、はかり知れませんよ。

大学は君達と我々で作るものです。
もし、駐輪禁止ゾーンで駐輪する合理性があるなら、主張しましょう。そして、その合理性が我々を納得させるものであるなら、駐輪禁止ゾーンは変更されるでしょう。また、我々の説明に納得するなら、互いにルール(規則)を守りましょう。

そして、ルールだけではなく、
景観・美観を守るというマナーの部分もあります。
ルールを守っていればそれでいいというわけではありません。
マナーという、もう一つの生活規範を利用することで、互いに気持ちよく、生活できます。

ルールやマナーを変えたければ、単にそれに従わないだけではなく、それを自ら、大学全体のルールやマナーになるように働きかけましょう。我々が間違っている時は、それを教えてください。共に学び合い、よりよい社会を、大学を構築していきましょう。