大学生のための情報リテラシー

情報検索、レポートの書き方、図表作成、プレゼンテーション術

2007年06月

やさしい統計入門

やさしい統計入門


記述統計、確率分布、推定・検定、多変量解析などの適用例の具体例が
豊富で、統計の有用性を理解するのに良い本だ。

ただし、ぱっと見、一カ所大きな間違いがある。
この本のメンデルデータ、実は捏造されていた!(適合度検定)の中で、
また、メンデルは、第2代における分離比が3:1となる法則、すなわち「分離の法則」とよばれる法則も発見した。

とかかれている。専門家ではないから仕方がない。

きちんと、生物学を学んだものには、当たり前の分離の法則
日本薬学会
対立形質を表す遺伝素因は減数分裂により分離され配偶子に分配されることを、分離の法則という。


ところが、驚いたことに、検索すると、
国立遺伝学研究所の遺伝子博物館に、
「基礎遺伝学」(黒田行昭著;近代遺伝学の流れ)裳華房(1995)より転載と書かれた
近代遺伝学の流れに
分離の法則
この実験で得られた雑種第一代 (F1) どうしを交配すると、雑種第二代 (F2) に表面が滑らかで丸いもの (遺伝子型はAAまたはAa) と、シワが寄って角ばったもの (遺伝子型がaa) とが3:1の比で生じる。このように雑種第一代では現れなかった劣性の形質が雑種第二代で分離して現れる現象を分離の法則 (law of segregation) という。と書いてある。


え!

分離比のことを指すのではないことは、常に注意される点だ。
大学向けの生物学の教科書でも間違っていることがあるけど、
劣性形質が、雑種第二代で分離して現れる現象ではないだろう。
劣性であるか、優性であるかには関係ない。

これでは、情報を疑えといっても、
あまりにお粗末。



アパート

ムカデに夜、かまれた。が、目は覚めなかった(普通は飛び起きるらしい)。

寝ていて、なんか、上半身がかゆい。アレルギーのような感じがした。
どうがんばっても、夜中の1時か2時頃、寝られない。

しょうがないので、かいてしまった皮膚にステロイドを塗って、雑誌でも見ていた。
すると、布団の上の、ムカデが、さっと通っていった。

あ! こいつ。もしかして、かゆいのはかまれている?
まず、布団の隙間のムカデを撃退。
鏡で確認。首の下の3点の傷を発見。どうもムカデだ。

草刈りを数日前にアパート周辺で行ったので、その刺激で、
部屋に逃げ込んできたのだろうか。
以来、アレルギー気味の肌が、また花粉症のように少しアレルギー的、、、。

それと
ムカデとは、全然関係ないが、
アパートの水道ポンプを交換してから、数日経つが、まだ
赤さびが水道に混じる、、、。

細かい砂のようなさびだ。
なんとか早くとれないものだろうか、、、、。

駄文。

教養教育

教養教育のみを教える教員をおいてはならない(だったかな)という通達を
文科省がだしてから教養部が全国で廃止されてかなりの時間が経過した
(私はまだ学生だった)。

教養とはなんだろうか。
価値観が多様化し、何が教養かがわからなくなってきた感があると
ずっと思っていた。

しかし、ちょっと思う。
大学(例えば岐阜大学)の求める教養という像を、
教養教育では示すべきではないだろうか。

リメディアル教育とは、まったく別の次元で物事を考えるべきだ。

求められる基礎学力は、学部学科によって異なる。
リメディアル教育は、高校卒業までにあった学力差をどのように埋めるかであって、
教養教育とは異なるはずだ。

しかし、教養として身につけなければならない内容は、
学部学科に依存せず、
理念として提案できるはずだ。
これこそが、今、教養に求められている姿ではないだろう。

多様な大学による多様な理念で学んだ学生が社会で、混ざる。
これこそ、意味のあることではないだろうか。

ウェブ社会の思想―〈遍在する私〉をどう生きるか

読んだが、一読で、理解咀嚼できるような軽い内容の本ではない。
もう少し、色々考えるために読む必要があるようだ。

ウェブ社会の思想と他者との関わり。注目すべき視座が多数盛り込まれている。
鈴木謙介なる注目すべき、若き社会学者だ。

図書館の一部を学習支援室にしよう

生協にもっとオープンLANを
と書いたが、第2弾。

<提案>
図書館の一部を学習支援室にしよう。
とくに今PCが置いてあるあたりを活用して。
シラバス(シラバスで紹介された参考図書)コーナーもなんとく、
このままでは置物のような感じだ。
これも一緒に改善できる。

<効果(皮算用)>
人気のない場所に質問ルームを設けても、質問者に足を運ばせるのが難しいが、
図書館なら、誰もレポートを書きに調べものをしたりする場所だ。
そこに、学生に対して、質問の場を提供できる。

一部の教員がローテーションで配置され、数学や物理や英語など
学生がつまずいて先に進めないとき、
ちょっとしたことでも質問に答えてくれる。

金沢工業大学工学基礎教育センターリメディアル教育)でかつて紹介。
のような感じ。


<問題>
図書館があまりうるさくなるのは困る。
誰がローテーションに入るか。

Adobe GoLive 9

かつてアドビ、「Creative Suite 3」を発表だってさに安直に、
GoLiveがなくなると書いたけどまだあった、、、

Adobe GoLive 9

でもサイトの説明文には、Dreamweaver CS3への移行を薦めている。
Web制作の無限の可能性を追求するなら、Adobe Dreamweaver CS3、またはAdobe Creative Suite® 3のいずれかのエディションの購入をご検討ください。 ※Adobe GoLiveは、Creative Suite 3のどのエディションにも含まれていません。


ひとまず安心したが、いつ移行するべきか。

まだアマゾンでは売っていないな、、、。
と思って調べると、
ダウンロード版しか提供されていない、、、。

Ajaxとか当面使う予定も技量もないので、このまま古いGoLiveのままでいこう。

Safari 3 Public Beta

Safari 3 Public BetaというWindows対応のブラウザが、Appleよりダウンロードが可能になった。

Mac専用だったが、PCにも対応した(まだ英語版)。
(ちなみにPCとはWindowsのことを英語では一般に指す)

ちなみにアップル、Windows版のSafariを発表を読むと

Mac OS X TigerおよびWindowsユーザの皆様には、10月より無償ダウンロードにて入手いただける予定です。


いましばらく正式対応と日本語化されるまで待とう。
バグのとれた来年の新年ぐらいが、ダウンロードの適期かも。

Macを買わなくても、Mac的な表現をする閲覧環境を手にいられるかも。
Webサイトの閲覧・動作チェックには便利になるな、たぶん。続きを読む

生協にもっとオープンLANを

生協にもっとオープンLANを

<提案>
食事の混雑時間以外に学生が食堂を利用するように、
オープンLANや情報コンセントを設置。


<効果(皮算用)>
学生に対して、いつでもどこでも学びの場を提供できる(別にパソコンを使わなくてもいいけど)。

生協にとっては、滞在時間が増える。結果、生協で飲み物などの消費が増える。


<問題>
費用は、どこから、、、。
大学と生協の折半(たしか、大学と生協は、協力協定を結んでいるはず)



<追加提案その1>
生協の第三食堂のようなスペースを自由に使える空間として確保。
ホワイトボードや液晶プロジェクタを設置。
自由に動かせる机とイス。
生協の購買と、壁をぶち抜き、行き来できるようにする。
いつでも議論できる場を創造。

以下の本をだいぶ前に読んでから、ずっと思っている。



<追加提案その2>
第三食堂のような場所に、いらなくなった教科書や雑誌を置いておいて、
自由に持ち出し、返却ができるような空間を作る。

つまり、ブッククロッシング(ウェブ進化論で、この活動を知ったが、ウェブ進化論はその対局にある)。現実のコストをかけて大学に来ているのだから、そこを活用しよう。

ブッククロッシングの活動は、以下のサイトなどをご覧ください。
COW BOOKS
ブッククロッシングを始めよう!

本家:英語
BookCrossing
<効果>
金がないなら、知恵をだせ。そして、本当に必要な本を生協で買えばいい。
そこで、本を見て、レポートのアイデアを練ればいい。






大学こそ、こういったブッククロッシングのハブになるべきだ。

アマゾンのデーターベースに問題あり?

なぜだろう。
出版社(三恵社)検索すると、拙書のタイトルはかつてのまちがったまま。

著者名もない。
OpenOfficeorgによる大学生のための情報リテラシーという、間違ったタイトル(しかし、これがかつて出版社が間違えて登録したタイトル)。

普通の検索では、正しく表示される。
データベース更新に不具合があるのでは?


これはアマゾンへ報告が必要か。

書いている間に、今度は、普通検索のデータベースも正しく表示されなった。
なぜ?

救命講習会

学部の教職員で、
救命講習会を受けた(これからも何回かのグループが受講する)

もっとも重要な点。
それは、救命方法の手順は、5年に1回改訂される。
今回、学んだのは、ガイドライン2005というものだった。

つまり、最低でも5年に1度は、講習会を受けないと、
生存率が一般的にもっとも高くなるように修正された手順を知ることができない。
2005年に改訂されても(ネット検索で過去の記事などを見ると)
すぐには講習会等には翻訳等の関係で普及しないので、
改訂後、1〜2年後が受講には最も良さそうだ。

AEDの適用方法も、ガイドライン2000と2005では、異なっていた。
(AEDの音声アナウンスがアップデートされていないと、
古いガイドラインの音声アナウンスが流れるようだ)

その時使われたテキスト

注意点メモ(大人用):
応援を呼ぶ→応援を頼むときは、「あなた」は、と手を指して、「119番してください」と具体的に指示する。「誰か119番してください」では駄目。
意識の有無・呼吸の有無→肩をたたけ、頭はたたくな。10秒以内に息確認。
人工呼吸→失敗しても、次の胸骨圧迫へ進む。2:30
胸骨圧迫→はずまないように。鉛直(垂直)に。回数を声に出して落ち着け。
AED→ペースメーカーから最低3cm離す。

岐阜市立の小中学校には完全配備されるらしい。
この前、立ち寄った岐阜市の西部図書館にもあった(きっと他の図書館もだろう)。
岐阜大学にも配備されている。
知っている場所は、応用生物科学部の1階、保健管理センター。

5分から6分の救急隊到着までの間に、AEDを要救護者の所に届ける必要がある。
場所を予め知らなければ、とても間に合わない。

少しだけ人の役に立てるかもしれない重要な講習会だった。
みんなも受けてみるといい。

個人でも受けられる
日曜救命講習(普通救命講習I)(岐阜市都市防災部救急室)



e-learning system(AIMS-Gifu)

岐阜大学には、Blackboard社のe-learning system(AIMS-Gifu)を
全学で導入している。

教育科目のコースは、かなり活用されるようになってきた。
これまでコミュニティが、なかなか活用する気運が高まらなかった。

しかし、今回、あるきっかけがあり、学務係の協力のもと、
教育科目のコース以外に、
コミュニティとして、AIMS-Gifuの応用生物科学部コミュニティが動き出した。
(まだ2つしか情報は載っていないけど)

AIMSに依存する情報提示ではなく、
必要な情報を必要な時に誰でも学生なら閲覧できる情報提供となるように
力を注ごう。

環境生態科学コースのコミュニティでは、前コース長の先生が
常に情報提供に心がけていただいているので、
就職アナウンスやシンポジウムの案内など、非常に、詳細に更新されている。

コンテンツが充実していけば、
学生は、自己決断・自己決定のための
情報を自ら取得し、自ら取捨選択してくれるようになるだろう。
(情報の海におぼれることなく、、、)

ちなみに、
e-learning systemの多様なソフトウェアについては、以下のサイトに詳しい。
e-Learning(三重大学教育学部(情報教育課程)、奥村晴彦先生のサイト)
ただし、なぜかBlackboard Japanへのリンクが間違っている(←これが正しい)。



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大学生の情報リテラシーの向上によって、荒廃した日本社会を少しでも良い方向へ向ける一つの力を提供できればと考える一社会人
作者:加藤正吾
(Shogo KATO)

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