やさしい統計入門
記述統計、確率分布、推定・検定、多変量解析などの適用例の具体例が
豊富で、統計の有用性を理解するのに良い本だ。
ただし、ぱっと見、一カ所大きな間違いがある。
この本のメンデルデータ、実は捏造されていた!(適合度検定)の中で、
とかかれている。専門家ではないから仕方がない。
きちんと、生物学を学んだものには、当たり前の分離の法則
日本薬学会
ところが、驚いたことに、検索すると、
国立遺伝学研究所の遺伝子博物館に、
「基礎遺伝学」(黒田行昭著;近代遺伝学の流れ)裳華房(1995)より転載と書かれた
近代遺伝学の流れに
分離の法則
え!
分離比のことを指すのではないことは、常に注意される点だ。
大学向けの生物学の教科書でも間違っていることがあるけど、
劣性形質が、雑種第二代で分離して現れる現象ではないだろう。
劣性であるか、優性であるかには関係ない。
これでは、情報を疑えといっても、
あまりにお粗末。
記述統計、確率分布、推定・検定、多変量解析などの適用例の具体例が
豊富で、統計の有用性を理解するのに良い本だ。
ただし、ぱっと見、一カ所大きな間違いがある。
この本のメンデルデータ、実は捏造されていた!(適合度検定)の中で、
また、メンデルは、第2代における分離比が3:1となる法則、すなわち「分離の法則」とよばれる法則も発見した。
とかかれている。専門家ではないから仕方がない。
きちんと、生物学を学んだものには、当たり前の分離の法則
日本薬学会
対立形質を表す遺伝素因は減数分裂により分離され配偶子に分配されることを、分離の法則という。
ところが、驚いたことに、検索すると、
国立遺伝学研究所の遺伝子博物館に、
「基礎遺伝学」(黒田行昭著;近代遺伝学の流れ)裳華房(1995)より転載と書かれた
近代遺伝学の流れに
分離の法則
この実験で得られた雑種第一代 (F1) どうしを交配すると、雑種第二代 (F2) に表面が滑らかで丸いもの (遺伝子型はAAまたはAa) と、シワが寄って角ばったもの (遺伝子型がaa) とが3:1の比で生じる。このように雑種第一代では現れなかった劣性の形質が雑種第二代で分離して現れる現象を分離の法則 (law of segregation) という。と書いてある。
え!
分離比のことを指すのではないことは、常に注意される点だ。
大学向けの生物学の教科書でも間違っていることがあるけど、
劣性形質が、雑種第二代で分離して現れる現象ではないだろう。
劣性であるか、優性であるかには関係ない。
これでは、情報を疑えといっても、
あまりにお粗末。