大学生のための情報リテラシー

情報検索、レポートの書き方、図表作成、プレゼンテーション術

2012年03月

Yahoo!の知恵袋ってこんな削除もあるのか

あなたの回答は取り消されました。
あなたが回答した質問は、不適切なベストアンサーを選んでいるとみなされ削除されました。


私はまともに回答していたが、それに対して、不自然な回答がベストアンサーに選ばれていた。
そしたら、次の日、そのベストアンサーの質問そのものが削除されていた。誰かが違反報告をしたのだろう。

そのベストアンサーの人は、高学歴をうたっていて、相手を見下すことばかり書いている人だった。
ここまで匿名性の悪意がでるのはネットだからだろうか、それでも普段もこうなのだろうかと色々想像するには、興味深い対象者だった。他の回答をみてみると、旧知の人にあっても、自分より学歴が下だと、会うとうれしいと書いている人だった。普段からそうなのか、高学歴も虚勢(虚偽)なのか。




命令

1年前、大きな地震が起き、大きな津波が発生した。
津波によるその被害は、甚大であり、原子力発電所の電源喪失という事態をまねいた。

地震時には、北海道で、学会中であった。学生もいた。

この日の夜は、つる植物に関する研究会の発表があった。発表は、聴衆は身内が多かったがなんとか終わった。(この研究会の前だったか、後だったか失念したが、出張中の我々を心配して、研究室の小見山教授からも、大丈夫か?という安否を確認する電話があった。)小さな研究会であるので、研究会の後には、ちょっとした懇親会があるのは、常である。関連研究者に色んなことを聞ける機会なので、そこに学生達も来ていた。会食をすませ、それぞれの宿泊先に戻った。

私は、ホテルに戻った後、北海道内の鉄道に、11日の夜の時点で乱れはないことをフロントで確認し、部屋の電話で、帰る予定の12日に飛ぶフライトが、30分遅れで運行されることをANAの問い合わせ先の自動応答で、確認した。座席も指定してあるので、チェックインもいらない状態。

学生達は、北海道に学会に来たついでに、卒業旅行を計画していた。
しかし、私は、無情にも、学生達に、すべてをキャンセルして、ただちに岐阜へ戻るよう携帯電話のメールで、命じた。

原子力発電所が爆発する可能性がゼロではないと感じたからだ(実際に水素爆発してしまった)。
最悪の事態として、何日も、何週間も、帰れないという可能性を考えたからだ。
飛行機が北海道と本州の間を行きできないほどの大惨事がおきるかもしれないと思ったからだ。

メルトダウンは数時間後には起きていたので、帰れ命令が正しかったかどうかは、わからない。
もしかしたら、飛行機が飛んでいる最中に、爆発したかもしれない
(無論、ANAなら、中部-札幌間は、日本海側の海沿いを飛ぶため、爆風でとばされるようなことはないのだが。実際の爆発そのものは数日後だった)。

学生達は、格安航空券だったので、チケットの日程変更はできず、北海道から帰るためには、余分に費用を払って、帰らなければならなかった。学生達は、余分にお金を払ってでも、従った。たぶん4万ぐらい。幸いにして、次の日、札幌駅周辺で、すぐチケットが取れたと連絡がきた。

私は早めに新千歳空港に着き、かなり混雑していたが、予定通りのフライトで中部空港へ(千歳でまっている間に、川窪准教授からも電話があった。)。名古屋を経由して、岐阜へ戻った。
学生達も無事、夕方、戻ったとの連絡があった。

生涯ない卒業旅行の機会を失うことになっても、学生達は従った。

したいことではなく、すべきことを選択した。

入構許可書

大学へ車で入構するには駐車許可書がいる。
私はもっている(年間利用料も払っている。なぜ出勤先で、お金を取られるのだろう、、、)。
車が代車などで変わるときは守衛室で、申請する。自分の入構許可書をもっていって。

そこで、なぜか、1日“だけ”なら、
訪問先とか、訪問時間と書かせようとする。
こんな指示を警備員に出す人がもしいるなら、教えて欲しい。すぐさま、その部署に抗議するから。

だって、2日以上なら、代車用入構許可書を日付いれてくれるのに、1日なら、訪問先を書けと言われる。
私は、大学の職員だし、入構許可書には職員と書かれているし、職員証だってみせろといわれればすぐ見せる。

なのに、訪問先って、そんなものないよ。どこも訪問しない。私は、出勤してきただけだ。

おまけに、8時30分すぎに、警備員から、他の方(パートの方だろうか。女性)に変わると、
すぐさま代車用入構許可書をくれる。

さらに不愉快なのは、
「あなたに、こんな意味のわからない指示を出す部署はどこだ。教えて欲しい」と
ものすごい剣幕で問いだしていると、警備員の奥にいた警備員が、私の猛抗議をみて、笑っていた。

調査で違う車で行くこともあるし、レンタカー使う時もあるし、セカンドカーで来るときだってある。
入構許可書をもっていれば、どんな車でも入れるように規則を変えるだけで、お互いの仕事量は減るよ、これ。
職員が学生に、またがし?して、駐車許可書を貸すわけないんだから、なんで来ても(代車でも、レンタカーでも)、おいてあればいいでしょ、フロントに。
車の持ち主に連絡をとるのは、結局、許可書に書いてある番号だけが頼りなんだから。

たったこれだけ。それに誰か気がついてくれないかな。

われ敗れたり―コンピュータ棋戦のすべてを語る

買うほどの内容はないかもしれないが、考える時間をつくるためだけに読んだ。

人とパソコンソフトとの対戦は、結局はアルゴリズム対アルゴリズムの対決だ。

パソコンソフトには計算ミスはない(バグでとまることはあるし、熱暴走とかがあるが)。
人間には、精神状態によって手を誤る場合があるが、時間を1手1日ぐらいにすれば、プロの棋士はまだ負けないような気がしてきた。パソコンソフトは、将棋での序盤の形勢を正しく判断するアルゴリズムが人並みにはなってないから、いくら先まで読んでも、おそらく手の善し悪しの点数は変化しなくなっていく。

しかし、その一方で、羽生善治氏の言葉も気になる。ソフトの打った手の意味を人間が理解して、同じような結論が導き出せるかを問われるような気がするといっている。

駒のどこ位置に、どの駒があると何点かというような計算は、人には難しいが、それを人が理解できるようか、導ける訓練ができるのか、興味があるところだ。

アルゴリズムではなく、最後に勝つまでの手順のすべてを計算し尽くし、どの手を打つと、ここからは必ず負けるという詰め将棋のような計算(森下 卓氏がいう神の域に到達した場合)が、どこかで実行されれば、パソコンソフトの勝ちだろう、と思うが、千日手とか、(いずれかが勝負にいくから勝ち負けが決まるのであって)いずれも勝ちも負けもないようというような手順が、延々と繰り返されるのが究極の将棋だとすると、負けないが勝てもしないというアルゴリズムになってしまうかもしれない。将棋の面白さは、攻められるかもしれないリスクを背負って攻めるあたりにありそうな気がする。

囲碁には、セキがあり、先に手をいれた方が負けるという手順がある。将棋に千日手はあるが、先に手をいれた方が負けるという手順が将棋にも実はあるとすると、深い闇の中に将棋が落ちていってしまう。

何手目までに勝ち負けを決めるようなルールを作って、対戦すれば、コンピュータのアルゴリズムでは、それを組むのは、難しそうな気がする。このあたりに、まだ人とパソコンソフトとの間に、大きな差があるような感じがする。

どうだろうか。次の電王戦が楽しみだ。

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大学生の情報リテラシーの向上によって、荒廃した日本社会を少しでも良い方向へ向ける一つの力を提供できればと考える一社会人
作者:加藤正吾
(Shogo KATO)

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