大学生のための情報リテラシー

情報検索、レポートの書き方、図表作成、プレゼンテーション術

2014年02月

卒論発表会

卒論発表会が、この前、終わった。

学部の卒論発表会は基本的に大学院生や3年生が実行する。それを教員は、少しだけサポートする。

座長担当者には、座長は司会者じゃないと説明する。第1の聴衆であると。だから、座長席にとどまってスライドをみるのではなく、発表が始まったら聴衆席に移動して、発表を聴く、と。

質問がなかったら、質問をするのは仕事の一つだが、それは結果論。第1の聴衆であれば、質問があるのが当たり前である。座長は遺伝子型としては、第1の聴衆。表現型としては、質問がなかった時に質問する人。決して、質問することが目的ではない。

その他、いろいろ、座長は質問者の名前がわかるなら、名前で名指ししてとか、こちらの方とか、席から立ってもいいので、誰を指名しているかわかるように示せとか、発表者にスライドショーのコマンドを実行させていると、マイクをつける時間や、表題を読む時間など、無駄に時間が流れるので、1回のセッション分、すべて立ち上げておき、会場係がF5のキーで、スライドショーを実行しておき、発表者はマイクをつけて、スクリーンを見たら、発表できるようにしろとか、小言はいったが、ものすごくきちんと大学院生たちは、発表会を運営していた。質問を充分、受け付けて、休憩時間を適宜削ることで、ほぼ時間通りの運営。

会場の学生からも質問もあったし、よかった。会場の後ろの黒板だけ電気をつけていたのもよかった。会場が暗くなりすぎず、普通の雰囲気だったし、発表者もよく見えて、発表中も会場に誰がだいたいどのあたりにいるかということもわかるので安心して、発表を聴けた。

大学院生たちはよくやった、教学委員として、ものすごく感謝。

そうそう、学部生の3年生がくるのはもちろんのこと、2年生、1年生にも参加するよう呼びかけている。外部にも公開しているし。多くの参加者があってよかった。

やりたいプレゼンからすべきプレゼンへ

少し前に、東海地区の医学系図書館の勉強会で、「やりたいプレゼンからすべきプレゼンへ」という話をした。
講演の依頼の初期のタイトルは、「効果的なプレゼン方法について学ぶ」云々というようなタイトルだったが。

アニメーションをやりたいとか、注目をあつめたいとかより、どうやった方が情報伝達がうまくいくかということに力点をおいて行った。

かなり準備したおかげか、アンケートの結果はよかった。このとりまとめをいかして、来年度の情報処理演習で使うテキストの内容を鋭意改訂中。来年度は、出版せず、くるみ製本にしようと思っている。

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大学生の情報リテラシーの向上によって、荒廃した日本社会を少しでも良い方向へ向ける一つの力を提供できればと考える一社会人
作者:加藤正吾
(Shogo KATO)

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