情報処理演習で、情報リテラシーについて、ずいぶん、演習を行ったつもりになっていた。しかし、肝心の文章書きの能力向上が充分はかられていないことがわかった。ある実習のレポートは、かなりひどいできだったからだ。
 一部、率直な感想を含めて良いと言ったものの、レポートの大部分はこんなコメントで締めくくられていた。
『経験を忘れないようにしたい(当たり前じゃ〜、忘れるなよ〜)』。
『自然のすばらしさを知った、知ることができてよかった(知ったことをどうやって評価するのよ?)』。
『自然をどうするか、考えなければならない(当たり前じゃ〜、それがレポート課題で考えた結果を書いてよ、、、。)』
『得た経験がすばらしく、これからそれを活かして、がんばります(これからの君の取り組み姿勢に活かすことは当然だよ)。』
『何かできたらいいな〜(それをするのがあなた達の使命だよ)』
『これこれを学びました(知ってるよ、教えたんだもん)。』

 教える側も少し反省、ここまでレポートが書けないことを理解していなかったことを。