大学生のための情報リテラシー

情報検索、レポートの書き方、図表作成、プレゼンテーション術

レポートの書き方

レポートを表計算ソフトで?

デジタルファイルで、レポートを提出させた時のこと。

なぜか、エクセルやカルクのファイルが提出された、、、。

セルの一番上に、学籍番号や氏名が書いてあったので、
解析ファイルを間違って提出したわけではないようだった。

出す前に同級生と結果やレポート内容について、
相互確認した方がいいでしょう。

実験結果のグラフやデータだけだされても、
それはレポートではないでしょう。

来年からは、同級生か、TAの先輩の署名?をもらってから、
提出させるようにしようかな。

これからレポート・卒論を書く若者のために

私が考えるレポートとは、考えや思索や論理や分析結果などを文書化すること。それには必要に応じて、図表や数式、思索を深めるために用いた参考文献・引用文献があるだろう。拙書にも書いたが、レポートは情報を整理する役目と情報を伝える役目がある。大学におけるレポートとは、主に課題として評価を受ける宿命にある。

レポートの書き方の指南書の中では、実験系学部では、実験レポートのみをレポートとして扱う場合が多い。一方で、文化系学部では、感想文もあれば、随筆(エッセー)のようなものが含まれる場合がある。

私は、後者であって良いと思っている。突然、実験レポートのみが書けるわけではない。様々な課題様態を取るレポート(感想文、エッセー、実験)を作成する過程で学べば良いだろう。それが最後の卒論や学術論文へのステップとなれば良いと思う。この考えは、Y日記(矢原先生)に近い考え方だろう。Y日記(矢原先生)では、『これレポ(酒井先生)』のレポートのとらえ方が狭く、大学での1年生には『これレポ』は向かないというようなことが書かれている。一方で卒論に向けて読むには、この本は良い本であるということも述べている。酒井先生は、レポートをかなり限定した範囲で定義されているのだろう。



実際に「これレポ」を読んでみると、確かに、レポートとして適用範囲は狭い。Y日記では、この適用範囲が限定されていることが、この本自身で説明している内容(読者を想定すること)との自己矛盾を厳しく指摘している。厳しい、、、。論文以外の書物を、これほど批判的に読めるというのは、一流の研究者・学者であることの証でもあるだろう。

この本自体は、Y日記からの厳しい指摘はあるものの、学術レポートに適切な内容となっています。

研究者への足がかりとして、「これレポ」は良い本です。
また逆説的?に言うと、
研究者にならない人こそ、“科学的思考を文書化して整理する”というこのタイプの学術レポートのスタイルを学んで、大学を卒業していくべきでしょう。実験系や文化系学部にいずれの学部においても。

Y日記の記事に密かにリンクしておこう(リンクを張るのに許可はいらない、情報リテラシーの常識)。トラックバックして、読者が増えても反論に耐える力はないので、、、。

記事の投稿日にリンクしています。該当記事は探してください。
「これポ」は卒論向け、レポート執筆用にはミスマッチあり(Y日記)

学振の申請書を書いている人は「これポ」第3部を読もう(Y日記)

酒井聡樹先生のWebサイト
若手研究者のお経-- これから論文を書く若者のために--





これからレポート・卒論を書く若者のために

共立出版より、酒井聡樹先生(東北大学)の
『これからレポート・卒論を書く若者のために』が刊行されました。

まだ買っていないけど、メモとして残しておきます。
きっとすばらしい本です。

結果と考察の表現手法

たまには、blogの本題の「レポートの書き方」について

<<基礎>>:結果(事実)と考察(推測)を区別して表現するには、時制が重要です。
(例文)
 直径1cm以上の樹木についてすべての木をマーキングし、その直径の測定を行った(調査や実験方法は過去形で書く)その結果、。この森林には138本の樹木が確認され、1cm〜5cmの直径階級の木が、123本あり、森林全体の89%を占めていた(結果や事実も過去形で書く)。また、最大直径は15.3cmであった(ここも結果)。一般に、直径5cm未満の個体が森林に占める割合が、80%を越える場合、その林分は、再生してから10年以内の森林であるとされている(推論的根拠や一般的根拠は、現在形で書く)。したがって、この森林は、若齢の森林であると考えられる(考察などの推測は現在形で書く)。

<<発展>>:論旨を展開するときは、少し上記とは異なる表現となることもあります。
(例文)
 この森林には138本の樹木が確認され、1cm〜5cmの直径階級の木が、123本あり、森林全体の89%を占めていた(結果や事実も過去形で書く)。また、最大直径は15.3cmであった(ここも結果)。樹齢を調べたところ、直径3cmの樹木でも、平均樹齢が100年であった(ここも結果)。これまで、一般に、直径5cm未満の個体が森林に占める割合が、80%を越える場合、その林分は、再生してから10年以内の森林であるとされてきた(一般的根拠を覆す論理展開の時につながるとき過去形。つまりこれまで事実として受け入れられてきたという意味で過去形)。しかしながら、今回の樹齢調査から、5cm未満の個体が占める割合だけでは、林齢を判断できないことがわかった(一般的根拠を覆して、誰もが納得する考察であろうと考えられる場合、過去形が適切。)

情報リテラシーのテキスト

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4月に「情報リテラシー」に関係する本を出版することにした。
なぜかというと、「情報リテラシー」でなっとくできる本がなかったから。
本屋で色々立ち読みしたが、見た範囲では、
情報リテラシーの本のほとんどは、残念ながらパソコン初級本であった。
(きっとどこかにはあるのだろう、いい本が、、、。)

出版といっても、PDFファイルの出版で、必要に応じて、ISBNコードも取ってくれるという楽な出版方法。手数料さえ、払えばAmazonでも書籍販売が可能とのことなので、やってみようかなと思っている。完全な契約をまだ行っていないが、今から、楽しみである。

出版社予定:三恵社

いま、探しているのは、パソコンの操作方法の用語の辞書。
パソコン機器などについては、いっぱい用語集があるが、
動作や行為(「クリックする」とか「変数を格納する」とか「立ち上げる」とか、、、)に関するものが見つからない。何かよい本やリンクすると良いページはないかと探している(操作を指示する言葉が人によって違うから難しいだろうか、、、)。

レポートの丸写し

レポートの丸写しはどこにでもあるようだが
<<大学教員の日常・非日常>>、、、。
経験から言うと、誰かの丸写しの文章は、絶対わかるとは言えないが、まずわかる。

私の場合、レポートを読んだとき、表現や誤字のエピソードが記憶されながら、次、次、レポートを読んでいくので、
特殊な表現が一致する時
計算間違えの計算結果が一致する時、
同じ誤字がある時、
グラフ書式がまったく一緒の時、
ピン!とくる、こいつらコピーしたなと。

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見出し記号

同じ階層の情報に同じ記号(「■」や「○」など)を使用しよう。

良い例):たとえ、文頭の一字さげがなくても、階層の違いが一目でわかる。
○都道府県
■岐阜県、、、
■愛知県、、、
■三重県、、、

悪い例):たとえ、文頭の一字さげがあったとしても、階層の違いは明瞭ではない。
○都道府県
○岐阜県、、、
○愛知県、、、
○三重県、、、

引用文献リストの書き方

 参考文献というような曖昧な書き方もあるが、これでは、どの文献が引用されているのかわからない。ぜひ、引用文献という形式で書くと良いと思う。また参考文献も明示したい場合は、引用文献と参考文献というように区別して書くと良いと私は思う。引用文献の書き方は他の書籍を参考にして欲しいが、最低限の項目について書いておく。引用文献を「注)」という形で書く書き方もあるが、私は詳しくない。続きを読む

レポートを書く目的は?

 レポートを書くのは、成績をもらうためと思っている人がいるようだが、それはレポートのごく一部分である。いいかえれば、手段でしかない。もちろん、とりあえず書いてみるというレポートも否定はしない。しかし、レポート作成の本質は、講義や自習などで得た情報や知識をまとめ、考える作業空間として利用することにある。ここを理解してレポートを書くかどうかで、レポート作成時のあなたへの効果が大きく異なることになる。

フォント

 レポートでは、本文は明朝体、レポートタイトルや図表のタイトルはゴシック体が良い。明朝体の強調文字はほとんど強調されないので、ゴシック体がよく目立つ。

 フォントサイズは、本文は和文であれば、10pt程度が良い。英文の場合は、12pt程度が良い。

図表の通し番号の書き方(その1?)

レポートでは、一般に図のタイトルは、
(適切)図−1.○○供給量における、、、、
(適切)図−1 ○○供給量における、、、、
(適切)図1.○○供給量における、、、、
(不適)○○供給量における、、、[図1](図の番号は前に付ける)
(不適)図.1 ○○供給量、、、(ドットの位置が間違い)

というようにすると良い。表も同様である。ただし、論文等でその他の指定がある場合は、そっちを優先する。文章と図表が大量にある時は、章毎に図の番号を章の番号とあわせる方法もある(例)第3章では、図3−1、図3−2、、、というように)。

図表について

 レポート本文中で言及しない図表を出さない。写真(画像)も同じ。図表・写真には、それぞれに通し番号を付ける(図ー1、図ー2、表ー1、、、、)。そして、タイトル(表題)を付ける。さらに、本文中で引用する。そうでない場合は、出さない。ホームページに画像がおいてあるのとは違いますよ。
 もし、タイトルや番号、本文中での引用もなければ、落書きか飾りと同じである(説明の補助になるどころか、マイナスの表現である)。図表のタイトルの位置には一応の決まりがあります。

<<チェックリスト>>
□図表にはタイトルがありますか?
□本文中に引用されていますか?
□引用順に番号が、それぞれについて通し番号となっていますか?
□図表には凡例や軸(項目・単位)が書かれていますか?
□無駄な補助線が引かれていませんか?
□図のタイトルは図の下に、表のタイトルは表の上にありますか?

レポートを読んで

 情報処理演習で、情報リテラシーについて、ずいぶん、演習を行ったつもりになっていた。しかし、肝心の文章書きの能力向上が充分はかられていないことがわかった。ある実習のレポートは、かなりひどいできだったからだ。
 一部、率直な感想を含めて良いと言ったものの、レポートの大部分はこんなコメントで締めくくられていた。
『経験を忘れないようにしたい(当たり前じゃ〜、忘れるなよ〜)』。
『自然のすばらしさを知った、知ることができてよかった(知ったことをどうやって評価するのよ?)』。
『自然をどうするか、考えなければならない(当たり前じゃ〜、それがレポート課題で考えた結果を書いてよ、、、。)』
『得た経験がすばらしく、これからそれを活かして、がんばります(これからの君の取り組み姿勢に活かすことは当然だよ)。』
『何かできたらいいな〜(それをするのがあなた達の使命だよ)』
『これこれを学びました(知ってるよ、教えたんだもん)。』

 教える側も少し反省、ここまでレポートが書けないことを理解していなかったことを。
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情報リテラシーの教科書の最新版が、出版されました。
採用数だけをあらかじめ増刷しますが、臨時増刷も場合によっては可能です。
定価は2750円(税込み)です。

大学生の情報リテラシーの向上によって、荒廃した日本社会を少しでも良い方向へ向ける一つの力を提供できればと考える一社会人
作者:加藤正吾
(Shogo KATO)

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