ある面接をしながら思ったこと。
「面接自体が、学生への教育」

学生は、知っているべきことなのに答えられないことが多い。
自分のやりたいこと、やっていることを
あまりにも、的確に答えられない。

●自分のテーマを一言で言う。これ結構大事。
(レポートでも、自分のレポートを的確に表すテーマがタイトルとなっていなければならない。)これを言えないようでは、研究はできない。たとえ研究ができても、人に伝えることができない。つまり人に伝わらない。

●用語を説明できる。これも結構大事。
言葉は、ある程度、定まった意味、つまり定義があって成立する(もちろん定義が厳密なものもあれば、あいまいなものもある。あくまでもある程度)。
はじめて聞く言葉でも、他の言葉で説明し、相手にわかってもらえる。
だからこそ、言葉の意味(定義)を言える必要がある。

むろん、私が用いている言葉の意味を私自身がすべて説明できるわけではありません。
しかし、面接で自分自身が使う言葉ぐらい勉強した方がいいでしょう。

面接された本人が、一番、これに気が付いているはず。勉強や概念理解の不足などがあることに。それに気が付いていないなら、これを読んで気が付いたでしょう。
しかし、これが今時の学生の特性だとしたら、面接対策ではなく、
物事を理解させる、あるいは無知を自覚させるために、
学生と面談することを真剣に検討しなければならないかもしれない。

時代は変わった。そして学生も変わった。
きっとある、この世代に適した教育や教授法が。